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わがままも言えないようでは… 〜思いをがまんしないで〜

ろりぽっぷ 929号 2014年11月7日

ろりぽっぷ929号

朝晩の気温の差が大きくなり、季節は少しずつ冬に近づいています。窓の外では、ビワの乳白色の小さな花が秋風に揺れています。この時期に人知れず咲く花の存在に気付いたのはつい最近のことです。いくつになってもまだまだ新しい発見があることに、ささやかな喜びを感じました。

さて。今回は幼児期のわがままについてです。”わがまま”とひとくちに言っても、何をわがままとするかは、大人の価値観によって大きく変わります。ちなみに園では、わがままという言葉は保育者の中ではあまり耳にすることはありません。私たちの中では、わがままを言えるようになればやっと心を開き、自分を出してくれるようになったと評価するからです。むしろ、自分の思いを押し殺し、大人の言う通りにしか動けないお子さんの方を心配しています。大人の思いを察して望んでいる通りにしようとするよい子よりは、わがままを言えて幼児期に自分の思いを発揮できる方が、安心できるのです。

しかし、わがままが過ぎるということがあるのも事実で、親御さんの頭を悩ませるところだろうと思います。幼児期は、幼ければ幼いほど、何でも自分の思い通りになるのではないかという思いを持っているものです。そうした気持ちは、自分にも出来ないことがあるという現実に直面することで少しずつ変化していきます。ところが、大人が手伝うことにより、何でも思い通りになるような生活ができてしまうと、思い通りにならないことががまんできなくなります。これが、わがままが過ぎるという状態です。自分の思いを発揮できることも大切ですが、思い通りにならないという現実をだんだん受け入れて、気持ちの調整ができるようになることも大事なことです。
こうした気持ちの調整ができるようになるためには、大人との間だけでは難しく、子ども同士の遠慮のない関係が必要です。なぜなら、どうしても大人は子どもに合わせてしまい、いわゆる過保護な状態にしてしまうからです。子どもの世界では、それぞれ自分の思いを発揮していくので、必ずしも相手に合わせるとは限りません。現実の生の体験の中で、すべて自分の思い通りにはならないということを理解していくのです。そういった経験を通して、自己発揮と自己抑制を調整できるようになっていくのだと思います。たくさんの友だちと遊べるようになれば、次第にわがままは姿を消していくことでしょう。

”わがまま”と言うと、どうしてもマイナスのイメージでとらわれがちです。でも、わがままも言えないようではもっと困るのです。幼児期に聞き分けがよく、手のかからない、いわゆるよい子の場合、思春期になって爆発することがあり、親子共々苦しむケースが生じています。
わがままを言ったり、反抗したり、親を困らせたり、そんな姿をむしろありのままの自分を出せている喜ばしい現象をとらえた方が良さそうですね。

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