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弟妹の誕生はうれしいけれど… 〜つらいこともあるよね〜

ろりぽっぷ 917号 2014年6月27日

ろりぽっぷ917号
園生活のいろいろな場面で、子どもの心の複雑さを感ずることはよくあることです。ここのところ特に感じるのは、下の弟や妹が誕生した場合のお子さんの心の難しさです。赤ちゃんの誕生の前からこれまでとは違った様子が表れたり、誕生後も長期にわたり心が不安定になり、甘えがひどくなったり、すねたり、笑顔がなくなったりと、いろいろな面で変化が見られます。赤ちゃんがうまれても、何の動揺もなく気分が安定しているというお子さんは、ほとんど皆無と言ってよいかもしれません。

「赤ちゃんが生まれた」ということは、周囲の大人にとっては大変喜ばしいことなのですが、子どもにしてみれば、いつも自分の方を向いてくれていたお母さんが取られてしまう、天と地がひっくり返るほどの重大事です。ですから、園生活の中でも、○○ちゃんは弟が生まれて気持ちが落ち込んでいるので、できるだけ声を掛けたり甘えを受け止めてあげよう、苛立ちを周囲にぶつけることで自分の気持ちを分かってもらおうとしているのだから見守っていこうと、複雑に揺れ動くお子さんの気持ちに少しでも寄り添って、赤ちゃんの存在を自然に受け入れられるようになるまで、待つようにしています。
また、お母さんには「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょう」は禁句。赤ちゃんにどうしても手がかかるでしょうが、できるだけお子さんと1対1で過ごす時間を作ってください。いきなり赤ちゃんが生まれたからと言って、急に自立せよというのは大人の都合。以前にも増してスキンシップを取って下さい等々、お願いしています。私の場合、娘が誕生した時、息子は3歳になったばかり。母乳だったので寝る時も、妹はいつもおっぱい側。その時に発した「ボクはいつもママの背中ばっかり…」という言葉がせつない記憶として残っています。

赤ちゃん誕生に限らず、兄弟関係の中でも真ん中の立場に置かれているお子さんの複雑な心理状態など、よくお母さんから相談を受けたりもします。ご両親は分けへだてなく育てているつもりでも、屈折した心理になりやすいのが2番目の宿命かもしれませんね。というわけで、ろりぽっぷではお子さんの心の様子や変化を捉え、その原因を探り、どのように理解し対応していったらよいかを保育者全員で話し合うようにしています。
子どもは、自分の気持ちや感情を言葉ではなかなか表現をしてくれません。表情や態度から気持ちを汲みとり、理解し、そして心に寄り添うことで、子どもと心を通い合わせることができたらと、保育者たちは願いながら子どもたちと共に暮らしています。

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早く大きなプールに入りたーい

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